ホテル風早

亭主日記
Diary

惜しかった昭和の町

2014年10月26日

亭主日記

ずい分前になるが、当時の市長O氏から隈地区の振興策を問われ、亭主なりに考えたレポートを提出したことがあった。題は「昭和レトロの町・隈」。
昭和は既に歴史になった、という言葉から書き始め、当時ブリキやゴム、木製のおもちゃのコレクターが知人にいたこともあり、旧濱田耳鼻科跡(現・押し花美術館)を活用した「昭和のオモチャ館」、空き家を利活用し、祭りの賑わいを演出する「昭和の縁日ハウス」等を目玉とした地域開発を提言。当然隈地区の人達に直談判もしたが、あれは難しい、これも難しいと反対され、泣く泣く断念したことを思いだす。
そんなやりとりがあった数年後、亭主知人のコレクターを誘拐し(笑)、なんと豊後高田市が昭和レトロの町作りを高らかに宣言。その後市長をはじめ関係者の努力の甲斐もあり、年間入りこみ客数が20万人を超え、今では地域活性化の優等生。
な~んてこったい!!!
亭主が隈町に遠慮をせず、ゴリ押しをして「江戸の町・豆田」と「昭和の町・隈」の揃い踏みが実現していたら、日田市に龍虎並び立ったのに・・・と今更ながら残念なコツ!
日田市の中でも特に伝統を重んじる隈町は、それがゆえに手枷足枷が多いのも事実。幸い最近若いもんが集まり、地域の活性化に踏み出したと聞く。ここは伝統の「手かせ足かせ」を先輩自らが外してやり、やる気のある若者達に町の希望を託すが賢明!若いもん達も今の数倍勉強を重ね、結果で年寄りをだまらせろ!(笑)
なにはともあれ、失敗も肥やしと考え、批判なんか恐れずに、前へ前へ・・前へ。