亭主日記
Diary
風誘う
2015年03月29日
亭主日記昨夜はお客様の半数が夜桜見物に出かけ、日田の春を満喫。夕食後の散策を兼ね、ご夫妻で行く「大原大枝垂れ」、タクシーを手配し、大原から亀山公園へと足を伸ばすご家族等、仲良く桜を見上げては、思うことも人それぞれの日田の春。かの俳聖芭蕉翁が、桜を見上げて詠んだ句の一つが、「様々のこと思い出す桜かな」。
日本人にとって桜は、咲いても散っても、人生を投影する格別な花。みんなで、おもいきり春の到来を喜びたい。
昨日、日田駅のリニューアル式典に出席。42年ぶりに改築なった駅舎は、設計者の水戸岡さんのテイストが溢れ、日田杉の香りただよう和モダンな建物になり、すこぶるいい感じ。以前氏がホテルに来訪された際、「風早さんの空間は、私が設計の際大事にする、シンプル&エレガンスと同じコンセプトで、居心地がいいですね~」と褒められたことを思い出す。てなわけで、水戸岡さんがデザインした列車で日田に来て、泊まる宿が風早なら、趣味嗜好が一致するベストな選択(笑)。そこで一句、様々なこと思い出す駅舎かな。