ホテル風早

亭主日記
Diary

趣味悠々

2015年05月04日

亭主日記

小鹿田の唐臼祭り二日目は、曇りのち晴れの予報。風早宿泊のお客様も、小鹿田目当てに日田に来訪された方多く、好天はありがたい。そんな小鹿田皿山と付き合い始めて半世紀。幼少の頃は、毎年祖父に連れられ、正月明けに皿山に上り、一年分の食器を買い求めるのが亭主一家の恒例行事。その当時珍しかったハイヤー(三重野タクシー)に乗るのが嬉しくて、前の晩から眠れなかったのを思い出す(笑)。

亭主の祖父はかなりの趣味人で、菊を愛でる秋の宴は、中庭で鶏をつぶし炭火焼、初雪を楽しむ冬の宴は、七輪で炭を起して牛鍋等と、四季折々の宴を親類縁者を招き毎年開催。その都度、お抱えのWさんという老料理人が出張って来て、今でいうケータリングやBBQを半世紀以上前に楽しんでいた。今と違い当時の商人の余裕にはタマガルこつ(笑)。
また、川舟も持っていたから、夏のコヒナ採り、鮎かけ、冬の川に潜っての寒鯉採り等にも必ずついて行き、邪魔せぬように遊んだもん。亭主が遊びと仕事が表裏一体のような今の道に進んだのも、趣味人祖父のDNAのなせる業か?血は水よりも濃しとは、よ~ゆうたもん。