亭主日記
Diary
保存が開発
2015年07月11日
亭主日記アメリカの旅行会社が発表した「世界の魅力的な都市」ランキングで、京都が昨年に続き1位。前年に比べ訪日観光客の宿泊数が80万人増加し、183万人に到達したとのこと。100万人超えがわずか2年前を考えれば、驚異的な伸び率。また、第2位の米国チャールストンは、世界で最初に「町並み保存条例」を採択し、開発より保存の大切さを市民に訴えた歴史的な町らしい。アンコールワットのある3位のシェミルアップ、中世の文化が色濃く残る4位のフィレンチェといい、上位5位は全て、整備された古い町並みと、歴史的・文化的遺産が残る町。
わが日田市に目を転じれば、高度成長期の開発に乗り遅れ、うらびれはてた町だからこそ未来があると、町の可能性を信じて、古い建物の保存と利活用に乗り出した先輩、仲間たちの慧眼に敬意を表す。そんなチャーターメンバーの一人になれた亭主も自分に拍手!(笑)。ただし、上記の町が選ばれた「保存と管理が行き届いた美しい町」の管理という点では、わが町はまだ道半ば。豆田を歩行者天国にしようと、30年間七転八倒してきたが、周辺の駐車場整備を先にやらねば、不便・不安感情が先に立ち、住民の共感は得られず。
今年、豆田町が日本遺産の第1弾に選ばれたのを好機ととらえ、今こそ行政は本気で駐車場の拡充整備に着手すべき。K酒造とH資料館の広い駐車場を店舗用に転用できれば、多くの店が張り付き町の景色は一変し活性化する。てなわけで、豆田町百年の計は、安心安全を宗とする交通対策に尽きる。