ホテル風早

亭主日記
Diary

着更着

2016年02月01日

亭主日記

今日から2月如月。寒暖を繰り返しながら、日を追うごとに春が近づき、身も心も軽くなって行く。そんな2月の初日は、昨日に続きインバウンド大挙してご来訪。今月は8日が旧暦の正月というわけで、アジアからニッポンへ正月客が押し寄せ、今日からプレ春節旅行はキックオフ。特に7日からの1週間は、日本国中に訪日観光客が溢れ賑わうことは間違いなし。ええぞエエゾ~。
新暦で正月を祝うのはアジアの中では日本のみで、他の国はみな太陰暦の春節が新年の事始。ちなみに明治6年に新暦になった日本でも、大正時代の終わりまで旧正月を祝うのが普通だったと言う。中華圏の人々の日本詣に加え、今年は当社にとって、タイからのツアー元年になりそうな兆候あり。かゆ~い所に手が届く(笑)、日本式もてなしのスキルアップを日々重ねたい。

ところで、朝ドラの「あさが来た」で加野銀行が使用する帳簿類は、明治の御世になってもまだ墨書・縦書き、和綴じの帳簿。そこに目をつけ、横書きの洋帳簿を売り出し大成功を収めたのが、福井の寒村から口べらしで大阪に奉公に来ていた黒田善太郎。この文具のコクヨの創業者は、10歳で丁稚奉公を始め26歳で起業した立志伝中の人物で、人並みはずれて先を読む力があったという。。黒田家とは亭主小さな縁があり、「あさが来た」に黒善さんを是非登場させて欲しいと願うが、そうはうまくは行くまい(笑)。ちなみに鉄道ジオラマ模型で有名な故H氏もコクヨ一族。Hさんが元気な内に、一度芦屋の豪邸を訪ねたかった~。