ホテル風早

亭主日記
Diary

そ~っと

2016年03月07日

亭主日記

オーストラリアのJ様夫妻は、三連泊しチェックアウト。ご趣味が器の収集ということで、風早を旅の要に選び、小鹿田、小石原、有田等々を訪問。前回宿泊したY院より、暮らしの町・豆田の風情の方を気に入った様子。ええぞエエゾ~。
ただし、三度の夕食を1万円以上でご所望になり、ちょいと献立に悩みながら毎回対応(笑)。いずれの夕食も完食され、なんとか喜んでもらえたようで、ナニヨリ。

器を求め、世界中を旅する中で、サービス対価では日本が一番低価で、特に食料品や外食費の安さには毎回驚愕するとJ様。先進国の大卒初任給が、押しなべて40万円前後の時代、日本だけが20万円程度で、物価の安さも同様に超廉価。日本が世界初で経験した、デフレとはソゲナコツ.

だが、これから給料が上がり、物価が正当に上がって、世界のフィールドでの周回遅れを取り戻せるかは、次世代の奮闘にかかる。生活の質を犠牲にして、なんとかずって体制を維持してきたデフレ世代の経営者は、なるべく早く現役を退き、新時代は新世代にまかせるがよし。商いに関わらず、上が抜ければ下は育つ(笑)。