ホテル風早

亭主日記
Diary

辛口Ⅱ

2016年03月30日

亭主日記

行政の人事異動や新しい目玉の政策の報道を目にする季節。日田市の色んな審議会等に出席する機会もあるが、有能な職員はいても、利口な職員は見当たらず、先を見通す視点を持たぬ人種の多さに、落胆することあり。若いころから公務員には全く興味がなかったゆえ、どんな基準で市職員を採用するのか知らぬが、亭主が目にする職員が民間にいれば、会社を倒産させる輩ばかりで、幹部もリストラ対象の本命ばかり(笑)。困ったコツ。

亭主が三回事業を興し、三部門ともがデフレを乗り切り、なんとか成長軌道に乗せることが出来た要因は、好業績の時ほど「このままでいいのか」と日々考え、10年先を見通す未来投資を重ねた結果。
10年後に市民が直面する困難を推測するに、老人施設や保育所・園が充足し、医療費等の補助があっても、「小児科」「産婦人科」等、日田市の成長に必要不可欠な、個人医院がいくつ残っているのか甚だ不安。現況のままでは、バリバリ働き、社会を支える子育て世代が、日田市に定住・移住しようなんて気はおこらぬ筈。

現状でもずって行きそうな駅前の整備や、時間のかかる林業振興等ばかりに現を抜かさず、同時進行でやるべきは、市民生活の基盤整備になるべく早く手をうつこつ。先進地や周りを見渡す「後追い政策」より、将来の不安を取り除く「このままでいいの課」や「未来先取り係」を庁内に立ち上げ、若手の脳を活性化させよ。その視点があれば、止めるべき継続事業や、やるべき新規事業が見えて来る筈。限られたお金は、みんなで上手に使いまっしょ。