ホテル風早

亭主日記
Diary

引き算

2014年07月07日

亭主日記

朝、偶然にNHKのハイビジョン特集名作選で「杉本家 歳中覚の日々 京の町屋200年のレシピ」を視る。今は「おばんざい」の先生で有名になったが、旧知の杉本節子さんの若かりし日々の映像が懐かしく、思わず番組に引きこまれる。以前、自宅に伺った際受けた京風のもてなしは、その後亭主の目指す小京都・日田のおもてなしの指針になり現在に至る。これみよがし(あからさま)の演出や、感動を押し付けるサプライズを極力排除する京都のたおやかさこそ、日本の宿泊サービス業が目指す頂。足し算をやり過ぎて醜悪になるより、引き算を大事にしたもてなしがシンプルで気持ち良い。
豪雨予報に合わせここ数日雨樋の掃除に精を出す。庭に植えた真竹の葉が全ての樋にたまり難儀しながらもほぼ8割完了。ただし残りの2割は高~い屋根部分にあり、亭主の衰えた足腰ではどげんもならず業者に連絡。以前出来たことが出来ぬ悲哀をかみしめる63歳の今日この頃、困ったコツ!