ホテル風早

亭主日記
Diary

五月になれば

2016年04月10日

亭主日記

昨年秋に剪定したモミジが、狙った場所から脇枝を出し、青葉茂れる初夏にはい~感じになりそう。特に特別室の丸窓から眺めるモミジの枝ぶりは、たなびく雲の理想形。暑い夏の盛りに再度軽めに剪定すれば、建仁寺垣に南禅寺風の朱が映えるに違いなし。風早の秋が例年以上に楽しみな、弥生の今日この頃。
東京在住の娘に送った、初節句を寿ぐ「五月人形」は渋めの会津塗。娘の亭主が静岡産なれば、徳川親藩の雄「会津」を選ぶのは必然(笑)。目の悪い亭主が写真だけで選んだ品は、小さな家に似合う小ぶりなれど滋味深い人形。夫婦して気に入ってくれたようで、一安心。来月東京出張の予定があり、その際人形に対面し、娘夫婦と祝い酒でもやれればなにより。「五月人形」の次は来年正月の「破魔弓」と、当分の間は嬉しい出費が続きそう。爺冥利に尽きるなり。