ホテル風早

亭主日記
Diary

NHK特集

2014年08月11日

亭主日記

昨夜、NHKの特集番組「60年目の自衛隊」を視る。番組の中に登場した海上自衛隊・前佐世保地方総監のY海将には、先日お泊りいただいた際、国防について直接話を伺う機会あり。色んな話の中で興味深く伺ったのが、番組でも紹介された「大いなる精神は 静かに忍耐する」という言葉。
この日記で披露していいものかわからぬが、Y将の「尖閣周辺に中国艦艇が100回出没すれば101回自衛隊は出動します。1000回出れば1001回出動します。日本の自衛隊のプレゼンスとは、相手の挑発には乗らず、静かに忍耐強く対応することなのです」という信念に感動したのを思い出す。佐世保には1万人を超える自衛官がいると言うが、卓越した人物が率いる自衛隊を亭主はこれからも信頼し応援したい。
ところで上記の「大いなる精神は・・・」の箴言の作者はドイツの詩人シラー。ご存知ベートーベンの第九シンフォニー・合唱付きの原詩の作者だが、原作の「歓喜に寄せて」を書いたのが26歳というから驚く。彼には名言が多いが、中でも「人間はひとりひとりをみると、みんな利口で分別ありげだが、集団をなせば、たちまち馬鹿が出てくる。」と「時の歩みには三とおりある。未来はためらいながら近づき、現在は矢のように飛び去り、過去は永遠に静止している。」は亭主好み。他にも面白いものからシニカルなものまで勢揃い。一読オススメします。